📗読書: 共感力を育む
子どもの自己肯定感を高めよう。昨今の子育てで唱われているけれど、努力すれぱするほど、親の自己肯定感はどんどん下がっていく気がする・・・。なんだよ自己肯定感て。
「非認知能力」というワードも聞くようになった。
非認知的な力 (感情の読み取り、感情のコントロール、協調性、共感力など)
本書では、共感力と利他的精神にスポットを当てている。
冒頭では、「21世紀の子育ての目標は、思いやりのある子どもを育てること」と言い放っている。なぜ?
答えは・・・終盤で、いじめをなくすための共感力についてページを割かれていて、それが未来の姿なのかなと思った。いじめというのは、どの時代、国でも発生して、どの立場にいても傷つく。これを解決するツールとしての共感力を提示している。
人の親としては、子どもは加害者にも被害者にも、傍観者にもなって欲しくないのだ。
まして、いじめにより人の人生や命を奪うような末路なんて、どんな華やかな人生とでも並走はできない。
十数年後に、息子がその困難な状況に苦しむかと仮想しただけで苦しくなる。微力だけれど、子どもに自分で解決する力を着けさせよう。
小さい頃から心の中の英雄を強くするように子どもを励まし続けなければならない
共感力アップ 法
①子どもとつながりを持つ時間には、他のデジタル機器に関わらない。
②顔と顔、視線を合わせる
③感情に焦点を合わせる。顔や動作から感情を結び付ける。例) 「顔をしかめているね、疲れているの?」
④感情を表現する練習。まず自分の練習から→そのあと他者について考察する。
共感力誘導法
自分の行動がどのように相手に影響を与えるか示す。はっきりと、簡略に、断罪的でなく。
そして得た、勇敢な感情も、学年が進む毎に薄れてしまうらしい。
小さい頃から心の中の英雄を強くするように子どもを励まし続けなければならない
スキルの背後にある科学的根拠を説明
ここでは教師が、前頭葉の働きを伝える→子どもたちが、その脳の混乱を制御するために、「深呼吸をする!」と自ら導きだしていたのがとても理知的で良いなと思った!
子育てでも、人育てでも大切なこと!
そらは、自ら答えを導き出すこと!
答え、近道を伝えたくなったら、ぐっと我慢。