競争の是非についてや、幼児教育などについて、悶々としていたことへの自分なりの解答(著者のものと違うかも)がみつかった本。
自分の判断で人生を切り開いていく力
自分で決める、習慣化させる、強みを見つける、特技を作る、少し先取りすると“できる楽しみ”がある。
前書きより
本書は、決して子どもをエリートにするための本ではありません。
確かに。表題は“世界レベル”ではなく、“標準”。
子育て環境においては、日本は、世界に遅れをとっているというのは事実のようだ。
北欧、とりわけスウェーデンは子育てしやすい国として取り上げられるが、納得できる解釈があった。
a“母親の心の余裕”こそが、子どもの人格を育てる。
→bそのためには母親のストレスを軽減する必要がある。
→c父親が育児に参加した方がよい、育休をとれる環境を作るべき。
さらに、成長期に父親と多くの時間をすごした子どもは知能指数が高く、社交性があり、より高いキャリアを得る(イギリスニューキャッスル大学 「育児における父親の役割」調査)
私は3歳児神話を思いうかべて比べてしまった。
日本の3歳児神話は、“専業主婦の母親が家庭で子育てをしたほうがよい”という歪曲した解釈で、その家庭では家事、育児をしない父親がいることが多いと思う。
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この説の根拠となる文書(イギリスのボウルビィという精神医学者の1951年の報告書)に対する、新しい研究では「母子の結びつきの大切さを主張していて母親の就労を否定するものではない。」という。
母を悩ます"3歳児神話" | 子ども・子育て | NHK生活情報ブログ:NHK
私にとっては働いているほうが精神衛生上良いし、信頼すべき保育士に相談しながら共に育てるというメリットを感じる。
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終わらない家事に母親が忙殺されていては子どもと向き合う余裕がないので、サポートしてね、ってことだよね。
あと便利家電!