学びのつぼみノート

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大きな冷凍室は働く時間の多さ?

あるコラムを読んだ。最近の冷蔵庫は、冷凍室が大きいものがほとんどで、それは20年ほど前からの消費者ニーズによるものだという。

 

うちの冷凍室も、ぎっしりつまっている。子どもが生まれて、離乳食などで需要が増えたから大きい冷蔵庫に買い換えたが、離乳食が終わっても冷凍室は空かない。揚げるだけ、焼くだけ、電子レンジにかけるだけ、のものは時短に置いては必要だから。ブロッコリーなどの冷凍野菜も、茹でることなくすぐに一品増やせるので重宝する。

 

一方で、実家の冷凍室はがらがらで、アイスクリームと保冷剤くらいしか入っていない。それは私が子どもの頃からそうだった。

今考えてもいつも疑問に思う。

母はワーキングマザーだった。当時は女性が深夜まで仕事をするのは珍しい時代に、キャリアではないが、激務をこなしていた。

それでも、母は遅番でない日には保育園帰りに買い物をして、家で食事を作った。母が遅番の日には父が迎えにきて、夕ごはんを作ることも少なくなかった。もちろん、惣菜も良く出ていた。

 

 

話を戻すと、前述のコラムでは、性別に関係なく(女性の社会進出によるものではなく)、人間が食事を作ったり食べたりする時間を企業利益に回収される社会は健全なのかと警鐘を鳴らす。

 

とてもおいしい、焼くだけ冷凍餃子や、下処理済みの揚げるだけのフライをやめるつもりはない。おいしいし。

でも確かに、家事の時短により捻出した時間は、働く時間ではなく、家族と過ごしたり体を癒す時間にしたいと思った。

「労働力の搾取」

という考え方を認識した。

 

尾石晴さん(ワーママはるさん)が、夫婦間で子育てにかかる時間(送迎や、発熱時対応、帰宅後の育児)が、多くの場合妻に偏っているのは、夫(この場合)の会社が妻の会社にフリーライドしている、と言っていて、なるほどと思った。そのぶん、夫の会社は残業させられる。

 

 

勝間和代さんの本を20歳代の頃、よく読んでいた。徹底的な効率化が小気味よく、キャリアウーマンの生き方に憧れがあったのだと思う。

最近また読み始めて、印象の違いに気付いた。何て言うか、テーマが拡がったというか。私も年齢を重ね、家庭を持ち、働き方を変えているので、受け取り側の問題も大きいと思う。

ただ大きく違うと思うのが、“食”へのこだわり。

おいしいもの、体が求める食事にこだわりを感じる。やはり人間、行き着くところは食か・・・。

勝間さんの、調理家電や調味料の研究を怠らないマニアックさは健在だが。

お肉など食材の平均的な値段を把握する、経済的観念を持つというのは、今でも参考になる。

 

コラムを読んでいて浮かんだ三人。とりとめもなく書いてしまったので、結論はない。

コロナ感染後でまだまだ体調が戻らないので悪しからず。