学びのつぼみノート

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小一の壁と長時間労働、スウェーデンの法律

息子は4月に年中に進級します。時短を1日1時間使わせてもらい仕事を続けていますが、私はこれから2年間かけて、小一の壁に悩んでいくのでしょう。


先日、学生時代からの友人と数年ぶりに食事をして、積もる話に花を咲かせて来ました。

彼女は、今年まさに小一の壁にぶち当たった、育児の先輩です。

彼女もやはり2年前から職場で発言し、勤務形態を相談してきましたが、結果、退職を選びました。自分では失敗例だねと話していました。

管理とつく役職まで担った会社にも関わらず、退職を選ばざるを得なかったことに、私は衝撃を受けました。一方で、きっぱり決断をして、次へ踏み出せている彼女を私は尊敬します。


会社の理解不足は置いておいて、長時間労働が、父親・母親による、育児と仕事の両立を難しくする一因になっているのは事実のようです。それは当事者だけでなく、同僚の意識においてもです。

私も独身の頃は育児の大変さに理解が及ばず、育休や時短のしわ寄せが来ると、頭を抱えていました。人員は補充されず、シフトを回すことになるため、休みの日に出勤をして残業扱いにしてもらい、産業医のお世話になっていました。

そんな環境では、同僚は気持ちよく育児ができなかったでしょう。


そして長時間労働の社会では、夫婦の片方が育児を諦め、もう片方が仕事を諦めるということが起こりうるのかなと思います。


我が家も、この下書きをしている今22時現在、夫がまだ帰ってきていません。

ちっ。


しかし息子と話をしないで一日が終わることに、かわいそうだとも思います。


勝間和代さんの本

圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100

 

 

に、3時間労働を推奨している一節がありました。また、スウェーデンでは6時間労働制とする取り組みがあるということでした。もし夫婦とも6時間労働ならば、育児も仕事も諦めずに済むのかなと、ネットで何となく検索すると


6時間労働ではコストがかかるというデメリットもある

という記事にたどり着きました。

 

8→6時間労働にすると、2時間ぶんの労働者が足りないので、そのぶんの雇用が増えるというのです。

10人の労働者がいると、10人×8時間=80時間→10人×6時間=60時間、20時間を新たな雇用(3~4人)でまかなうということのようです。が・・・

そもそも6時間という数字の由来は、8時間労働よりも生産性が上がり、健康にも寄与するという研究や論文が複数の国の調査から出ていることにあるそうです。とすると、両者の1日の労働のパフォーマンスの差は、2時間ではない。また、健康ならば健保の出費が減るし、離職が減ることで習熟した労働者によるパフォーマンスは新人よりも高いものになる。などと頭のなかで単純で漠然としたかけ算をしてモヤモヤした夜でした。

論文を実際に読んだわけではないので、間違いがあるかもしれません。