今さらな話題ですが、気付きがあったので、記録に残します。
“育休中の学び”について、何が良いのか悪いのか、自分の言葉にはできなかった。
実際に育休中に資格とかとってしまう人が世の中にはいるし、自分もeラーニングをしようと思っていたことからすると、肯定的な立場かとも思う。しかし(とにかく眠くて、次から次へと訪れるトラブルに、メンタルもやられていたので、よく覚えていないが)事実を見れば、できなかったというしかない。
また、批判的なコメントの一部にみる、“子育てじたいがスキルアップ”というのも、そうだそうだと言いつつ、しっくり来なかった気もする。
しかし先日、この“子育てじたいがスキルアップ”という言葉が、腑に落ちた出来事があった。
きっかけは、傾聴。
医療系の仕事をしているが、相談の電話がくることはよくある。先日は少し深刻なもので、40分ほどお話を聞くことになった。その場で結論を出すのが難しく、本人に気付いてもらって、自分から納得して電話を切ってもらうしかない状況だったから。解決法はなくとも、今を乗りこえる必要があった。
「あれ?これって、子育てと同じ?」
退勤の時間が迫っていたので、状況を申し送りしつつ、職場をあとにした。
答えの出ない相談を乗りこえる。
しかしこれは、子育てすれば得られる能力というわけではないと思う。
言葉の話せない乳児、言葉のようなものを扱うがうまく操作できていない幼児、そして心のコントロールが破滅的にできない彼ら。彼らと接するために、本を読み、先輩や、賢者から能動的に学ぶことで得るスキルなのでは?
受動的ではなく、能動的に手に入れている、という面ではまさに、学びなのではないか、そう思った。
具体的には、傾聴能力、アンガーマネジメントスキル、言語化能力。(まさに子育て)
もしこの考えが正しいなら、育休中(産休は体を休めなくてはいけない!)は、子どもを預けたうえで、この“子育てと仕事に共通のスキルを磨く講習を受けることができる”とすれば、少なくとも私は反対しないかも。
ゆきやなぎの花とつぼみ
花はもちろんきれいですが、まだまだ咲きそうにないつぼみが大好きです。